スタッフのひとりごと 1998年4月号

今月の担当は副会長の前田さんです。

サーキット上のレレレのおじさん

いやあ、楽しいのなんのって。行ってきました、チキ練2(チキチキマシン猛練習パート2の略)。このイベントはERFCーMLの高橋修さんが音頭をとって始まったものでパート1は去年の11月、日本ランドの駐車場を借り切ってのジムカーナ でした。今回の舞台は富士高原サーキット。天気バッチリ、富士山クッキリ。もうこれ以上ない好条件。
本来このサーキットはカート用のコースだそうで、全長800メートル道幅は車2台分ちょっと。百数十メートルのバックストレートあり、S字のダブルありと、なかなか面白そうなコース。さて、私は今回もオフィシャル兼任で参加。Bグループの私は、Aグループが走っているときはオフィシャル。仕事は、バックストレート中央付近で赤や黄色旗を振ることと、ホーキでコース上の泥を掃くこと。場所的には唯一コース全体を見渡せる所で、「こりゃあビデオ撮るしかないでしょう!」とカメラを首から下げて「のほほんとなにかひらめきました(by postpet)」。

ところが、初心者が多いせいかコースアウトする車が続出。そのたび旗を振り、泥を掃く。緩やかな傾斜地に設定されたコースを、ホーキを持って走る。まるで「レレレのおじさん」になった気分。「マイッタナ」と思いながら、そのうち「早く、きれいに」しようと半歩づつ後退しながら振り子のように正確にホーキを操っている自分に気付く。
みんなのために身を粉にしてはたらく「れれれのおじさん」。なんていいヤツ・・・。とても疲れたけど、ERFCーMLの会員のお友達のR32が芸術的なドリフト走行で抜けていくトコや、インテグラRがジェット戦闘機のようなキーンという排気音を轟かせて走り去るトコ、そして我らのロードスターが力を振り絞って一生懸命走る姿を見れたことで大満足の一日だった。また行こーっと。